結構自分的にショックだった。


毎晩泣いて、そして、暗い気持ちを放つためだけにジョギングを始めた。
これがまた疲れるけど、素晴らしい運動なんだよな…。最初の頃は足が筋肉痛になったけど。


そして、学校では友達に慰めてもらって少し立ち直り掛けた。


そんな日々が続いている時、学校でお昼を親しい友達、"はな"と食べていると急にはなに顔を捕まれじっと見られた。


はなは凄く可愛くて、私も同じぐらいの身長なのに月とスッポンという言葉が似合うほどに美しさが違う。
しかも、めっちゃいい子で非の打ち所がない子。


「はな、ちょっと近い…。」

「やっぱり、痩せた。」


はなはほのぼのとしていて、マイペースな性格だ。
そして、ゆっくり口調で主語が無い時があって少し変わらない時があるがそれも含めて可愛い。

そんな可愛さの塊のはなにそう言われて少しニヤけてしまう。



「うん。5gmぐらい痩せたよ。でも、あまり変わらないや!」

変わったとしたら、少し小さいサイズの服が着れるようになった事。そして、顔周りがほんの少しほっそりしたこと。
しかし、平均体重はまだ超えている。

そんな様子を見てはなはプクーと頬を膨らませた。



「だめ。これ以上痩せちゃだめ。色んな男が狙いに来る。」

「それぐらいじゃ狙われないよ!」


はなったら!もうお世辞が本当に上手いんだから!
嬉しくて食べていたお菓子をはなの口の中に入れるともぐもぐとハムスターのように食べはじめて凄く微笑ましかった。