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死体を乗せた車に乗っているというのは、とても異様な感覚だった。


最初の頃は自分も混乱していたからどうにか耐えられていたけれど、時間が経過するにつれて気分が悪くなってきていた。


「ごめん、コンビニによって」


そう言ったのは真琴だった。


真琴はずっと青い顔をしていて、時折大きく深呼吸をしている。


精神的に参っているのが見ていてよくわかった。


「またかよ」


創吾がそう言い、舌打ちをした。