真琴の悲鳴を思い出す。


骨人間たちはこの小屋の中にいた。


けれど戸は閉められていた。


つまり、メンバーの誰かが小屋の中に骨人間をおびき寄せ、真琴ともども閉じ込めた可能性があるのだ。


真琴の体はあちこち食いちぎられ、白い骨が見えている。


首を噛まれたのが致命傷だったのか、そこからは大量の血が流れ出た痕跡があった。


あたしは下唇を噛みしめた。


「そこまでして乃愛を守りたいの?」


誰にも聞こえないよう、小さな声でそう言ったのだった。