この恋を成就させるには。



ジリリリリリリッ!


朝6時、目覚まし時計の無機質な音が鳴り響く朝


「うるさい!!」


怒鳴りながら目覚まし時計を止めたのは


今年高校2年生になる私、相澤美雨。


「朝か〜、新学期じゃん、クラス替えじゃん、行きたくない〜〜」


そう、今日は高校2年生になって最初の登校日。

そして地獄のクラス替えが待っている。


「美雨〜!起きてるの??早く支度してご飯食べちゃって!」

「は〜い!」

お母さんの声が聞こえると、すぐに支度を始めた。


このままお母さんが部屋に来て、この怠けた姿を見られたら流石にマズイ、怒られる。


時刻はもう6時30分になろうとしている。


私の学校は家から1時間程かかり、8時半を過ぎると遅刻だ。


ここで「余裕では?」と思う人もいるだろうが、なんせ女子は支度に時間がかかる。


この後すぐに顔を洗い、歯を磨いたりご飯を済ました後は、洗面所に引きこもり髪の毛のセットをしたり、眉毛を書かないといけないからだ。


「女子って面倒臭い……」


そう愚痴を零しながらのんびり着替えていると、なんともう6時40分!



ドタドタと家の中を走り、超特急で支度とかを全部済ましたけれど、時間はどんどん過ぎていった。


現在時刻は7時!!


いつも家を出る時間に奇跡的に間に合ったのだ。


「行ってきまーーす!」

「行ってらっしゃい、気をつけてね!」

「はーい」


私はバスと電車を使って登下校している為、玄関の扉を開けた瞬間バス停までのダッシュがスタートだ。