☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



そんな二人のサラブレットの沙耶は、全てを揃えて生まれてきた。


容姿、才智、家柄、何もかも。


けど、その地位に驕らず、無意識に人を救う沙耶は、心を殺すのがとても上手で。


結果、生まれついた地位よりももっと大きく、高い地位の孤独な人間に、沙耶は愛された。


そして、唯一、その彼に甘え、その彼の腕の中で泣いた。―親や、兄である俺らの前でも泣かなかったのに。


沙耶の真実を見抜き、愛し、その上で甘やかした男……それが、相馬だ。