□勇真side■
俺の妹は、昔から何でもできた。
一を教えると、十やってみせたし、いつだって、笑っているような子供だった。
瞳が死んでいること以外は、普通の子供だったんだ。
あれから長い時が経ち、妹はただ、一人で闇夜を歩き続けていた。
花を愛でることすらも、自分には罪だというように、生きていることすらも否定するように、浅く、淡く息をしていた妹は、たった一人の男を見つけ、息を始めた。
まるで、彼に出逢って、生まれてきたかのように。
幾千年の時を経て、漸く、安心するところを見つけた迷子のように、妹は息づいた。
俺の妹は、昔から何でもできた。
一を教えると、十やってみせたし、いつだって、笑っているような子供だった。
瞳が死んでいること以外は、普通の子供だったんだ。
あれから長い時が経ち、妹はただ、一人で闇夜を歩き続けていた。
花を愛でることすらも、自分には罪だというように、生きていることすらも否定するように、浅く、淡く息をしていた妹は、たった一人の男を見つけ、息を始めた。
まるで、彼に出逢って、生まれてきたかのように。
幾千年の時を経て、漸く、安心するところを見つけた迷子のように、妹は息づいた。


