☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



(体が固い……)


久々に体を動かすけど、大丈夫だろうか。


今は亡き、朝陽から教えられた鍛練は、並みのものではないはずだが。


悲鳴の上がった方へ行くと、女の人が抵抗し、殴られていた。


それだけでも、イラついたので。


――ドォォォンッ……


わざと、ちょうどよく目の前に積まれていた荷物を蹴り落とした。


音に気づいた男たちが、顔をあげる。


暗闇になれてきた目が、ハッキリと男たちを写し出す。


男達の影。


「さて、と……」


沙耶は男達に微笑んだ。


向こうの影で、柚香が動き回るのが見える。


女の子達は、柚香にお任せして。


私は、この人たちと遊んでやろう。