(体が固い……)
久々に体を動かすけど、大丈夫だろうか。
今は亡き、朝陽から教えられた鍛練は、並みのものではないはずだが。
悲鳴の上がった方へ行くと、女の人が抵抗し、殴られていた。
それだけでも、イラついたので。
――ドォォォンッ……
わざと、ちょうどよく目の前に積まれていた荷物を蹴り落とした。
音に気づいた男たちが、顔をあげる。
暗闇になれてきた目が、ハッキリと男たちを写し出す。
男達の影。
「さて、と……」
沙耶は男達に微笑んだ。
向こうの影で、柚香が動き回るのが見える。
女の子達は、柚香にお任せして。
私は、この人たちと遊んでやろう。


