☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3





『“消える”んじゃないよ。

“眠る”だけ。

例えば、前世の記憶を持っていたとしても、“あなた”は“あなた”なんだから。

何も、変わらないの。

人は、誰もが前世を持っていて、無くしたくない思い出や、過去もある。

それが“消えた”とき、人は混乱してしまう。

だって、大切なものだから。

でもね、そういうものは“消えた”んじゃなくて、“要らないもの”だから、記憶の底に“仕舞った”んだよ。

最初から知らない人は、“必要ない”から気づかないんだ。

心の奥底に仕舞っておくことは、“裏切り”なんかじゃなくて、“成長”なんだから。

過去を見るよりも、未来を見よう。

そして、“消えた”ことには、誇りを感じなきゃ。

≪私は、未来を見れている≫って。

大丈夫。

愛する人がいれば、大丈夫。

あなたにはもう、要らないね。

私の心を追いかけなくても、

あなたの心があるんだから』