「二人の前ではさ、権力なんてないも同然よね」 「確かに」 また、ちらりと目を移せば。 「千歳ー!時、止めて!」 「おー」 なんて、会話が繰り広げられてて。 「平和だね」 柚香が、微笑む。 「ほんとに」 瞬く間に、出来上がる。 ツリーハウス(?)と、光る氷の雫。 いつのまにか、氷の龍や鳥も出来てて。 疲れきった水樹と氷月が、夕梨と千尋のもとに来て、うずくまった。