☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3




「そうね……」


生きているのが辛かった日々は、嘘のように。


私の日々は満ち足りて。


「今は……」


物語は今日も続いてく。


色々な感情を巻き込んで、色々教えてくれながら。


「良かったと、思ってるわ」


自分が、お母さんのところに来なければ。


さすれば、久貴は死ななかった。


勇兄ちゃんは、お父さんを、唯一の肉親を失わなかった。


私が生まれてこなければ。


朝陽は死ぬことはなかった。


大兄ちゃんが、孤独になることもなかった。


全て、自分のせいにしなければ、私は息ができなかった。


「運命ってさ、不思議よね」


全てが、繋がっている。


嬉しかったこと、悲しかったこと、消したいこと、もっと、感じていたいこと、幸せの一瞬一瞬と、悲しみの一瞬一瞬とが、合わさって。


私達に、生きる意味を与えてくれる。


幸せと悲しみは、紙一重。


愛と孤独も、紙一重。


恵みと滅びも、紙一重で。


全ては、うまく廻ってる。