☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3





「……」


「……」


黄金に彩られた紅の中。


私たちは言葉を交わさず、落ちる葉を見ていた。


「少し前までは、木の葉が命の終わりに見えて仕方なかったんだよなぁ……」


くるくるくるくる、精一杯、生きた葉は、静かに散っていって。


それを眺めながら、思い出すのは、二年前。


誰にも気づかれることなどないと思っていた。


けれど。


その考えを払拭させてくれたのは、何よりも大事な貴方。


相馬がいてくれたから、私は生きていられる。


この人がいたから、私は生きたいと願った。


「……なぁ、沙耶。今なら生まれてきて良かったと思えるか?」


何度も、何度も、繰り返した、『死にたい』という言葉。


全ては、懺悔からだった。


木漏れ日に目を細めながら、私の頬に触れてくる相馬。


「悠哉と茅耶が生まれて、俺の妻となった今、生きていて良かったと思ってくれているのか?」


『こんなところで、ハーレム作んな。このスケコマシ』


あの一言から、始まった。


私達の、物語。