「良いところね」
私は相馬の頭を撫でながら、呟いた。
遠くでは、悠哉と茅耶が走り回ってて。
大人を、振り回す。
「私も行った方が良いかな?」
「……あいつらに任せてろ」
私の提案を一蹴する相馬は、目を閉じる。
今回、共に遊びに来た面子に任せていろというが。
「でもさ、流石に……申し訳無くない?」
夏翠、飛鷹の姫宮一家、
真姫、蒼生の楪一家、
薫、桜の焔棠一家、
相模、澪、甲斐、紗夜華、千歳、柚香の千羽一家、
私たちを含めた、千尋、氷月、水樹、夕梨の御園一家、
光輝、朱里の唐沢一家、
燐、風斗の梶一家、
大地、鈴蘭の常磐一家、
闇璃、梨華の新庄一家……いつもの前世の面子である。
因みに、私たち抜きの24人は全員で、悠哉と茅耶を見てくれているのだ。


