☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「え、えへ……?」


「ん?」


指遊びを始め、ニコッと笑った葉月を見て、母さんも笑みを深めて、尋ね返す。


「……言ってきたわよね?」


威圧的に感じるのは、間違いない。


「…………」


母さんの笑顔に耐えられなくなったのか、葉月は目をそらした。


「……ごめんなさい」


この様子からして、言ってきていないのは丸わかり。


「こんの、バカ姪が……っ!」


「わーん!だって、言ったら、絶対に止められるんだもーん!」


「止められるからって、黙って来て、良いわけないでしょ!一言ぐらい、言ってきなさい!」


「もう、今更だしー」


「……外泊、何日目?」


開き直り始めた葉月は、母さんの低い声に怯えながら、


「三日?」


と、言った。


「捜索願いが出てたら、どうするつもり!?」


「あははー、気にしないー……「あ?」……ごめんなさい」


母さんは、柄が悪い。


母さんの凄みに、葉月は俯いた。