☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3




「「「「お帰りなさいませ、冬哉さま」」」」


……恒例通り、多くの使用人が迎えてくれる。


「ただいま」


その先頭にいる、馴染みの使用人……蝶佳に挨拶すると、蝶佳は微笑んで。


「奥方様からお話は伺っております。ご学友の皆様ですよね。柊真様、お久しゅうございます」


「元気そうだね、蝶佳さん」


柊真は変わらず、人の良い笑顔を浮かべて。


「相変わらず、人の良さそうな笑顔がお上手ですわね」


蝶佳に、嫌みを言われている。


「心外だな。……あ、ねぇねぇ、これも持っていってくれる?」


幼馴染みであるゆえか、この家に慣れきっている柊真は近くの使用人に荷物を預けて、三人を振り返った。


「想像通り」


楽しそうな、柊真。


いくらなんでも、三人が可哀想で。


「ごめんな、黙ってて」


俺は、もう一度、謝った。