☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「ここからが、長いんだよなぁ……」


そんな俺の呟きに、


「やっぱり、そうか……」


と、俺の正体に気付いていたらしい、悠誠さんが呟く。


「この屋敷に入ると、出るのに時間がかかりそうだな……冬哉君、入る前に買い物をして来ても良いか?」


「構いませんが……入るのは、裏口になりますよ?」


「入れるのなら、何でも良いよ。ごめんね」


そう言って、悠誠さんは車から降りた。


一方で……


「これが全部、家ーー!?」


「つか、まだ、家、見えねぇよ!」


……うん、予想通り。


「どんな家なんだよ!これ!」


……やっぱり、そういう反応ですよね。


自分でも、でかすぎると思います。はい。


車で、本来の玄関につくまで約10分かかるなんて、あり得ないと思うんです。


「冬哉、まさか……」


「ごめん」


何となく、把握したらしい三人が、俺を見る。


とりあえず、一言謝って、車から降りれば。