☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3




「……柊真、遊んでいこう」


「は?」


「何か、俺、疲れたから。遊んでいこう」


「いや、それ、おかしくねぇか?疲れたなら、かえって、休んだ方が……」


的確な、柊真の突っ込み。


「体を動かしてぇんだ。道場へ行ってくれ。あと、蒼繚華にも……」


けど、そういうことじゃなくて。


「もう、黙ってるの、限界……」


柊真の耳元で、囁く。


「……だから、関係あるところへ行こう、と?」


「そ」


「いや、それ、本家に行った方が早いんじゃ……」


「兄さんたちに、挨拶」


「……蒼繚華な」


納得してくれた柊真に感謝しつつ、シートに体を埋める。


すると、


「……ん?でも、あいつら、大人しく、寮に収まっている質か?」


と、思い出したように、柊真が言った。


「……違う」


俺は、それを否定する。


なぜなら、その通りだから。


「なら、行っても、無駄じゃねえか」


「……見学も、良いかなって……」


「あとから、また、行くよ。それは。なにも、今日じゃなくて良いだろ」


「……」


柊真の言葉に、ぐうの音もでない。


「……ってことで、本家な」


車は、さっきから行ったり、来たりを繰り返して。


とうとう着いた、御園本家。