「ってことで、本家に行くな」 横にいる圭吾に、そう伝えると。 「……お前んち、滅茶苦茶な金持ちだな」 と、言われた。 「……」 もしかしたら、今の会話でバレたか?と、思った。 けど、 「まぁ、京都とか、東京には、金持ちが多いか……」 と、流してくれた圭吾。 「何より、あれが仮住まいだろ?」 「……」 「金持ちであること、違いない」 ……大体、あってる。 だが、それが御園だとは、思いもしないだろう。