「でも、蒼繚華かぁ~行きたいって言ったら、勉強、見てくれるか?」 「試験に絶対でる問題をあげるよ」 「マジで!?」 「それくれるなら、やる気が出るわ!」 「じゃあ、勉強会でもする?頑張るなら、俺の家を提供するよ」 ……柊真が、どこの家を提供するのか……それが、怖い。 ルンルンとスキップをし始めた三人を見ながら、ため息をついていると。 「ねぇ、冬哉」 「ん?」 柊真が、どこか寂しそうな表情で横に並んできて。