☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3




「でも、蒼繚華かぁ~行きたいって言ったら、勉強、見てくれるか?」


「試験に絶対でる問題をあげるよ」


「マジで!?」


「それくれるなら、やる気が出るわ!」


「じゃあ、勉強会でもする?頑張るなら、俺の家を提供するよ」


……柊真が、どこの家を提供するのか……それが、怖い。


ルンルンとスキップをし始めた三人を見ながら、ため息をついていると。


「ねぇ、冬哉」


「ん?」


柊真が、どこか寂しそうな表情で横に並んできて。