☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「……伊織、顔をあげて」


「え?……ムグッ」


口に押し当てられた、なにか柔らかいもの。


「はい、モグモグして」


「ん、………………っ!?」


言われるままに、口を動かす。


感じたのは、


「美味しいっ!!」


めちゃくちゃ美味しい、甘味。