「……なんだ、まるで、周囲の人間が汚れているみたいな……」
「家で純粋な人間がいるとしたら、茅耶ぐらいなもんだわ!あんたが一番、汚れてるわ!!」
「おい、夫の扱い」
「知るか!暇さえあれば、襲いやがって……っ!!」
「それのどこが汚れてるんだよ?嫁食って、何が悪い」
「そういうところが汚れてるんだよ!変態!」
目の前で始まった、喧嘩というべきか、漫才というべきかのそれ。
「まーた、始まった」
止めるべきか迷っていると、美耶は呆れの溜め息をつき。
(放っておいていいものなの……っ!?)
尋ねる前に、美耶はどこかに歩いていって。
目の前では、夫婦のやり取りが続き……
「大体、あんたは……」
「だから、何を怒ってるんだよ!?」
……よもや、止め方がわからない。
美耶がいないとなれば、私はなす術がなく。
夫婦の勢いに押されて、退く。
すると、後ろから、手が伸びてきて。


