☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「―……ああ。君が、沙耶が話していた子か。―初めまして、御園家総帥であり、沙耶の夫で、美耶の父親の御園相馬です」


ニッコリと微笑む彼は、言葉で言い表せないくらいのイケメンで。


否、それをいうならば、悠哉さんや沙耶さん、美耶も同じだけれども、ここまで、説明する手が思い付かないくらいの美貌とは、初めての対面である。


「芹川伊織です。いつも、沙耶さんと美耶にお世話になっております」


とりあえず、礼儀として挨拶を返せば。(悠哉さんのときは、返すタイミングがつかめなかったので!)


「世話になってるんじゃなくて、世話してるんじゃないか?」


彼は笑いながら、そう言ったのに対して、


「いえ……そんな、滅相もない……」


どこで覚えた台詞か、本日二回目の台詞を放つ。


すると、みんな笑って。


「伊織、みんな人間なんだから、そんなに畏まらなくて良いわよ?」


と、沙耶さんが言った。


(無理です!)


別世界の住人だと思ってきた方々に親しくなんて……無理である。


「この女は、白だな。なら、無理じゃね?」


「白の意味はわかりませんが、無理です!」


相馬さんの言葉に便上するように、そう叫べば。