(沙耶さんの声が聞こえる……近くにいるのかな?) 壁から顔をだして、覗き込むように見ると。 「もう……ここ、病院」 「良いだろ?人、いねぇし」 「いつ来るか、わからな……んぅ」 ……美耶のいう通り、イチャイチャ中で。 (邪魔してもいいと言われたけど、あそこに入る勇気はない!) 熱くなる頬を押さえ、私は彼らに背中を向けた。 そして、逃げるように角を曲がる。 すると。