☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「―馬鹿!何やってるの!」


腰に手が回り、部屋の中に引き戻される。


黒髪の、美人……


「何、死のうとしてるのよ!生きなきゃ、ダメじゃない!!」


いきなり、そう、怒鳴り付けられて、私は呆然とした。


「どうして、止めるの?」


これが、一番、簡単だった方法だと思った。


そう、私が解釈したのだろう。


すると、頬を張られて。


怒鳴られた。


まるで、お母さんにされたように。


「助けて……私も、いきたい……」


この時、沙耶さんに何を言われたのかは、覚えてないけれど。


私はただ、泣きじゃくった。


事故直後に、泣けなかったぶんも。