「その言葉は、そっくりそのまま、お前に返す」 でも、相馬からすれば、私も変わってないらしく。 「あら、知ってた?女の人は、愛されている限り、年を取らないらしいわよ?」 美耶が言ってたことを言ってみると。 「なら、死ぬまで、お前はその姿のままか。末恐ろしい」 と、相馬は言う。 「何で、言い切るのよ……明日には、白髪のお婆ちゃんになってるかも……」 「相当なストレスがない限り、無理だろ。まぁ、そうなっても、愛すがな」 何言っても、叶わない。 それこそ、20年以上前から。