「……なんか、言ってよ」 あまりに続く沈黙に恥ずかしくなって、シーツからでると。 「んぅ……」 奪われた、唇。 いつだって余裕綽々な相馬は、何故か、嬉しそうで。 「……もっと、言え。沙耶」 「へぇ?」 今まで、何度か言ったことはあるはずだが。 「もっと……」 それでも、求めてくれるなら、と、私は口を開く。 「好き」 今度は、真っ正面から。 すると、彼は本当に嬉しそうに、顔を緩ませて。 「もっと」 もっと、もっと、求めてくる。だったら。