☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3



「あら、具合が悪そうね?でも、調子は良いんでしょう?だって、女の子を組み敷く力はあるんだもんね?」


楽しそうにゆっくりと紡がれる言葉。


意味はあれなのに、男達の顔は青いのに、沙耶の表情は明るいから。


楽しいことのような錯覚に陥る。


「私、犯罪は起こしたくないからさ、殺さなかったんだけど……致命傷は与えられたかな?」


綺麗な顔で、致命傷を通り越し、重傷の人がいる。


どれだけ、すごい力で殴ったんだ……?


いや、まぁ、使ったものが木刀だから、確かに軽くやっただけでも骨は逝くと思うが……。


女の力では、無理なはずである。


「あんたたち、鍛え方が足りないんじゃない?アッチを磨く前に、こっちを磨きなさいよ」


……多分。


我が妹の凄さはよもや計り知れないので、何も言えない。