「……ねぇ、気が付いてる、でしょう?」
沙耶の声は、暗闇に重く響き。
沙耶はフラりと歩いていくと、地に伏せる“小動物″の前にしゃがみこんだ。
「もしもーし、きこえる?」
ニコニコ笑っている沙耶に、危機感はなく。
「そうだ!聞いているか知らないけど、一応、知らせとくね?恐らく、焔棠があなたたちを“処分″することになると思うんだけど……それに、御園も協力してあげようと思って!他にも、中岡、山野、藤の全部、終わらせる。良い考えじゃない?」
沙耶の嬉々とした声と表情に反し、顔を青白くする、男。
そりゃそうだ。
遠回しに、殺害予告をされているのだから。


