『12月10日



リョウくんとはあの保健室の時から一度も話をしてない。

めったに学校に来ないし
来ても授業をさぼってばかりで。


彼を好きで
彼に近づきたいと思う反面
顔を合わせる機会が少なくて
ちょっとホッとする。

はやくこの想いを諦めたいと思う反面
告白して振られるのは怖い。


憶病で矛盾したあたしの気持ち。




よくわかんない』