────ピピーッ。
試合が始まったときとは全く違う気持ちで、終わりを迎えた。
私は結局役に立てなかったけど、日野くんと三沢くんが頑張ってくれたおかげで大差をつけて勝つことができた。
「日野くん、おつか……え?」
お疲れ様です、と日野くんに話しかけようとすると。
隣にいたはずの日野くんはいつの間にかいなくなっていて、なぜだか女子達に囲まれていた。
モヤモヤ。
みんな、今の今まで日野くんに興味を示さなかったのに。
日野くんのことを見てたのは、私だけだったのに。
なんで、日野くんに近寄るの?
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