「わぁぁぁ……っ!」 そう。階段をスキップしながら降りて、たとえ踏み外したとしても。 今までならポジティブ精神で「まぁ、なんとかなるよ」って感じで済ませてきたわけなんですが。 ……こ、これはけっこう、やばいかも。 「わ、落ちる……っ!」 そう思ったときにはもう遅くて。 ゴツン。 体が何かにぶつかったような音がして、ゆっくりと目を開けた。