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私は今、教室にいます。



そして、その隣には。黙々と本を読む日野くんがいます。




「あのー、日野くん」



「ん」



視線はこっちに向けてくれないけど、本を読みながら返事してくれる。



わぁ、嬉しいなぁ。




「隣の席ですね!よろしくお願いしますっ!」



「ああ」




やっぱり口数は少ないけど。



私がぶつかった日野くんは、私の隣の席でした。