「日野くん、友達になりましょう!」 「……は?」 おっと、ここで初めての疑問形。 それでも相変わらずひと言なんて、日野くんらしいなぁ。 「いいですよね?話したなら、もう友達ですっ!」 この考え、受け入れてもらえないかもしれないけど。 私は本気で、日野くんの友達になりたいんです。 「……変なやつ」 そう言って、日野くんは初めて笑顔を見せてくれた。