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午後十一時二十五分、アパートの一室で私はあれからずっと泣いていた。
今日の大学の講義の内容は全然頭に入っておらず、私は悲しみにくれていた。
「どうして、こんな不幸ばっかりの人生なの……?」
床にひいてある、ふとんの上に寝転んで私はしくしく泣いていた。
小さな窓から見える、星ひとつない夜空には細い糸のような切れそうな月が浮かんでいた。
「優太、詩織」
私は好きな人の名前と、友人の名前を口にした。
二人のことを思い出すと、涙がまた込み上がる。
「戻りたいよ………」
私は、本気でそう思った。
二人が亡くなる前に戻って、また三人で楽しく喋りたい。
「戻って、二人にもう一度会いたいよ」
目をつむって私は、首に下げていたペンダントを右手でつかんだ。そして、願った。しかし、なにも起こることはなかった。
「え!」
驚きの声を上げたと同時に、私は首に下げていたペンダントに視線を落とした。しかし神さまからあずかったペンダントがゆっくり消え始め、私の目に見えなくなっていく。
午後十一時二十五分、アパートの一室で私はあれからずっと泣いていた。
今日の大学の講義の内容は全然頭に入っておらず、私は悲しみにくれていた。
「どうして、こんな不幸ばっかりの人生なの……?」
床にひいてある、ふとんの上に寝転んで私はしくしく泣いていた。
小さな窓から見える、星ひとつない夜空には細い糸のような切れそうな月が浮かんでいた。
「優太、詩織」
私は好きな人の名前と、友人の名前を口にした。
二人のことを思い出すと、涙がまた込み上がる。
「戻りたいよ………」
私は、本気でそう思った。
二人が亡くなる前に戻って、また三人で楽しく喋りたい。
「戻って、二人にもう一度会いたいよ」
目をつむって私は、首に下げていたペンダントを右手でつかんだ。そして、願った。しかし、なにも起こることはなかった。
「え!」
驚きの声を上げたと同時に、私は首に下げていたペンダントに視線を落とした。しかし神さまからあずかったペンダントがゆっくり消え始め、私の目に見えなくなっていく。


