テーブル席に座って、一人でカレーを食べていた女が顔を上げた。 その女の目も、みるみるうちに開いていった。 どこのどいつが教えてくれてるのか知らねえが。 「……なかなか痛いところを突いてきやがる」 おれは思わずつぶやいた。