「先生、ありがとうございます。……実は、もうひとつあるんです」 「ええ、わかっていますよ。だから今日、僕の所に来たんでしょ」 先生は何もかもお見通しだと言うような顔付きだった。 姫はまた目を閉じた。 「じゃあ、先生、続きをお願いします」 【episode5 整体(2)に続く】