はあはあ・・・。


ひたすら走って・・・走る。



気付けば私は、屋上へと来ていた。



私の心とは裏腹に、空はどこまでも青空が広がっていて。



それを見ていると、何故か切なくなる。





私の心は、いつの間に闇に包まれた?



この青空のように光輝いていたのは、いつ以来だろう・・・。





「はあ・・・」


大きなため息を一つ。



何だか此処にいると、不思議と落ち着く。




どうせ居場所のない教室で一人いるくらいなら。




この青空を眺めながら、一人ポツンと屋上にいる方がいい・・・。