FUTURE☆DIARY~未来日記~

「菊池・・・あんた私のこと裏切るつもり!?そんなに退学になりたいの?」




「いい加減にしろ!!」



一際(ひときわ)菊池くんの声が教室中に響き渡る。




「そもそもお前が愛沢をいじめる理由って何なの?お前に対して何かしたわけ?何の罪もない愛沢をいじめるお前は、卑怯だよな?」




「ぐっ・・・」




「そんなくだらねえ命令で俺を縛らないでくれ。もううんざりだ。あとはお前一人でやれよ、迷惑だ!!」




「・・・・あんた、覚えてなさいよ!裏切り者!」




「勝手に言ってろ!」


菊池くんはそう言って、私に向かって歩いてくる。




そして、すっと手を差し出してくる。