コンコン、、、

ドアをノックすると、リーナの侍女が出てきた
「ハルト様!今リーナ様をお呼びしますね」

「待って、リーナ姫は疲れているだろうから、部屋にお邪魔させてもらうよ。君はティーセットを用意してきてくれるかな?それと、リーナ姫に是非うちのパティシエの作るスイーツも食べてもらいたいんだ。ほら、疲れてる時は甘いものって言うよね。それに、女性は甘いものが好きと聞くから。3人分用意を頼むよ」

「3人分ですか?」
ハルト様とリーナ様とあとお一人分はどなたのものなのか不思議でアンナは聞き返してしまった

「そう、3人分。君もリーナ姫と親睦を深めたいだろう。リーナ姫も君ともっと話しがしたいはずだし、きっと喜ぶだろう。スイーツも頼むし、用意はゆっくりでいいよ。私もリーナ姫と2人で少し話したいしね」そういって少しはにかんだ笑顔をみせるとアンナは嬉しそうにお茶の準備に向かった

「ハルト様、、、?」
部屋の奥からリーナがやってきた

「疲れているところごめんね、どうしてもリーナ姫に会いたくて、、、」

「ハルト様が会いにきてくださってとても嬉しいです。」

「ありがとう、お邪魔するよ。侍女にはお茶の準備を頼んだから、あとでお茶にしよう。」
リーナはハルト王子を部屋に迎え入れた