リーナ姫に会いに彼女の部屋まで来てしまった。
疲れているだろうからそっとしておいてあげたい、、、
でも、この6年ずっとリーナ姫に恋していた
もっと彼女と話したい、彼女を見たい、彼女に触れて見たい、、、

ある日突然一枚の置き手紙を残して、父である国王の姿がいなくなった
国中を捜索させたが、父の姿はなかった

父の消息が断たれてから一ヶ月をすぎた頃、傷を負った父が見知らぬ異国の男を連れて国へ帰ってきた

なんと父は流行りの病で倒れた母のために、万能薬と言われるネフェルを探し求め国交のないワイマールへと向かい、途中、盗賊に襲われ倒れた所をリーナ姫の実の父、フィリップに助けられた

母の流行りの病は、ここシュバルツでは命を落とす可能性のある病気であったが、フィリップの国ではネフェルを使った治療薬が既に開発されていて、フィリップの医術と薬学で母が救われた

両親2人、異国の医師フィリップに助けられたのだ
そんな両親の命の恩人は、国を追われ、妻娘をあの悪評高いネペンテスに奪われたという、、、

私たち兄弟、そして父も母もなんとかしてフィリップに恩返しがしたかった
それが今回の計画に繋がるわけだが、それ以外にも私にはこの計画を遂行する原動力があった

それはリーナ姫だ