「あ!これ…」 冬汰が座っていたところに、小さな何かが落ちていた。 確か…ピック…だっけ? ギター弾くときに使うモノだよね? 忘れ物… それをきゅっと手のひらで握って目を閉じて、風を感じる… これを、次に会いたい理由にしよう。