「晴。すまないが、父さんの知り合いの藤澤さんの娘さんところで1ヶ
月間、住んでもらうことになった」


父さんから意味不明なことを言われたのは、2日前。


「はっ?なんで?」


「詳しいことはともかく、もう決まったことだ。悪あがきはよすんだ
よ」


「…。」



勝手に決めんなよ、父さん…。

しかも女と一緒に住むんだぜ?意味わかんね…



てか待て、藤澤さんて…

いや、あいつじゃない。絶対ちがう。

でも、そうだったらちょっとうれ…いやいや、嬉しくねえ。女と一緒なんてぇ~‼



「あら晴、嬉しくないの?せっかくアーちゃんと会えるのに」


「アーちゃん⁈」



俺は目を輝かせた。