「なんでハルが同居人なの⁈あたし、絶対認めないんだからっ‼‼」


藤澤が騒いでる。


「もう決まったことなの、仕方ないでしょう」


藤澤の母親は娘をたしなめると、俺に向き直った。


「晴君、愛音とお友達?」


友達じゃな~い‼と抗議する藤澤を無視して、俺はお得意の営業王子

様スマイルで答えた。


「友達っていうかですね…クラスメートです」


すると藤澤の母親は、とんでもないことを口にした。


「へぇ~。見た目仲良さそうだし、大きくなったら家に来てもらおうかしら。愛音のいい旦那さんになりそ…」




「「はあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!??????」」



俺たちは思いっきりハモッた。