ー赤羽ー


あい先生は、静かに涙を流し床へ崩れ落ちていった

それと同時にあい先生の呼吸が少しずつ荒くなっていき、意識を失った。


あい先生を他の医師に引き渡し、こあちゃんのところへ戻った。


「こあちゃん?」


こあちゃんは、はやと先生に抱きつき静かに泣いていた。


「こあちゃん、1回外に出ようか。」


何も言わず、俯き私の後をついて来た。


廊下のソファーに座るとこあちゃんは、話し始めた。


こあ「こあ、これからどうすればいい…?」

「…。夢を叶えなさい」

こあ「え?」

「はやと先生の為にも夢を叶える為の努力を精一杯しなさい。明日の夕方私のところへおいで。」

こあ「え?」

「待ってるから。」


そう言い、俺は立ち去った。