ーこあー

静かに泣くお父さんの姿を見て、思わず抱きしめていた。


「お父さん…」

はやと「わりぃ…」

「…うん。」

はやと「こんなんじゃダメだな。」

「そんな事ない。お父さんは、少し頑張りすぎだよ。そんなに無理しないで、、、」

はやと「無理っか…」

「え…?」

はやと「ありがとな。」


お父さんは、こあから離れた。


はやと「もう、大丈夫だ。」

「うん…。」

はやと「お前もいつのまにか大きくなったな。」

「そうかな?」

はやと「ぁあ。大きくなった。いつまでも子供じゃないんだな。」


お父さんは、少し寂しげな顔をしていた。


「こあは…」

はやと「ん?」

「こあは、いつまでもお父さんの子供だよ。」

はやと「ははは。ありがとな。」


お父さんは、いつもの様に頭を撫でてくれた。