夕暮れブルー【短】

何だ?と思っていると、純夜は下を向いたまま








「じゃあ、実穂が慰めてよ。」








そう弱々しい声で呟いた。








私に慰めてと頼むくらい三郷さんを好きだったんだ。









そう思って、心は今日もブルー。







の筈なのに、何故か私の頬が熱を持つ。








・・・・・・違うよ。




私の頬が赤いのなら、それはきっと夕暮れのせいなんだ。








だから、この赤に意味はない。








「・・・・・・嘘だよ!

黙んなって!俺が困るわ!」