「なぁ、実穂(みほ)!聞いてる?」






そう言いながら、私の肩を揺らすのは生まれたときから一緒と言っても良いほどの幼馴染み、純夜(じゅんや)。







「はいはい。三郷(みさと)さんでしょ。」







と私が言うと





「そうなんだよ!それでさぁ、俺、明日――――」






と嬉しそうな純夜。









君の頬が赤いのは、夕暮れのせいじゃなくて。










そんな事実に私は今日もブルーだ。