「おい、乗れ」 「え!?やだよ!」 いつの間にかあたしに背を向けて、両手を後ろにしている蓮。 どうやら、あたしをおんぶしてくれるらしい。 けど…… 「絶対いや!」 あたしは首を横に振り、それを拒否した。 「お前…俺の好意を無駄にする気か?」 「嫌って言ってんじゃん!蓮におぶられるくらいなら、自分で歩く!」 その言葉と共に、グッと足に力を入れて立ち上がる。 ッッ…! けど、思ったより酷かったのか、足に痛みが走りよろけてしまった。