今は、なんて言ってるけど、一体いつまでそれが続くのかは自分でもわからない。 だけどそれはきっと、あたしがちゃんと優悟と向き合わない限り続くんだって事は分かっていた。 俯くあたしに優悟は横に並んで、視線をこっちに向ける。 でもまた逸らすと、屋上から中庭を見下ろして、 「あーちゃん、俺等の事避けてる?」 「えっ!?」 少し寂しそうな優悟の声に素っ頓狂な声を返したあたしは、優悟の方へと顔を上げた。