俺様野郎とパシリなあたし







そんな、憂鬱な気分の今日この頃。


「あーちゃん♪」


昼休みに屋上で一人たそがれていたあたしの耳に届いたのは、何とも明るい声。


「ゆ、優悟?どうしたの?」


振り向いた先にはやっぱり予想した通りに優悟がいて、


「ん?あーちゃんと話したいなぁって思ってさ」


近づく優悟にちらっと視線を向けたけど、すぐに俯いた。


だって今は優悟の顔を見ることができない。