結局、一日中二人と視線を合わせる事なく終わってしまった学校に、どっと疲れたあたしは素早く寮へと戻った。 学校って、こんなに疲れるもんだっけ? そんな事を頭で考えながら、鞄を放り投げベットに沈む。 ブレザーも脱がずにクッションを抱きしめたあたしは、天井にある小さなシミを眺めていた。 「どうしたらいい…?」 返って来ることのない質問を、静かな部屋で呟きながら…。